「コンビニ人間」の感想文
あらすじ
コンビニに向かって
いつも祈り続ける女性と
現代社会を上手く生きていけない男性の話。
男性はコンビニアルバイトで正常な生き方を強制的に
教え込まれようとするが、
男性の自己主張が強過ぎる為、
主人公の日常生活まで乱れてしまう。
コンビニエンスとは好都合、便利という意味がある。
コンビニ人間は便利に利用されたのか?
それとも。。。
感想
僕は正直、驚いた。
コンビニに向かっていつも祈り続ける女性がいるなんて。
いや、しかし、祈っている物体がコンビニであり、
祈る場所や物が、神社の本殿、又はイスラム教徒がメッカへ向かって礼拝する行動は、ほとんどの人は納得している。
祈っている物や場所を大切に思えば、
物体が何であれ、
祈り続けるのであろうと
そう思った。
僕には
いつも祈り続けるようなもの持ち合わせていない。
主人公の事が少し羨ましくなった。
だから、
今夜は近所の川に向かって祈ろう。
いつも川沿いでスケートボードを楽しませてくれて、ありがとうと。
ところで、
彼女はコンビニに向かって
何を祈り続けたのか考えた。
それは、
ただ単にコンビニで新商品やセール品のからあげ棒が売れるように願っていたのにちがいない。
彼女は他人が幸せになる事を常に考え行動している、優しい主人公だと思う。
祈る内容は自由だ。そんなメッセージも含まれている気がする。
最後に
この本の著者が伝えたかったことは
「思うがままに行動しなさい」と言っているように感じた。
「身体の中にコンビニの声が流れてきて止まらない、
コンビニから天啓を受けてしまう。」と表現がある。
まるで脳にコンビニの神様がぺたりと貼り付いるようだ。
その物や行動に対して好き嫌いは別で、脳がそう指示すのるのであれば、
脳の指示通り行動しないと、自分の歯車をまた削り、
調整しなければならない、と伝えているようだった。
「コンビニ人間」の感想文
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